復旧状況写真

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まずは、試薬庫(811)の復旧。

有毒な試薬が散乱しているため閉鎖中。

しかし、ここを片付けないと先に進めない。

とりあえず、換気からスタート。

部屋にダクトをとりつけて強制換気。

ダクトの先は唯一生き残った排気装置へ。

排気が終わって、いよいよ突入。

防毒マスクをつけて中を確認。

冷蔵庫の中は割れて飛散した試薬で危険。

処理は専門業者の方にお願いしました。

なんとか片付きましたが、まだ結構匂います。

棚なども元に戻して、とりあえず原状復帰。

実験室(805)の震災直後の様子。

耐振試薬庫はこの通り、ひどい有様でした。

中身を取り出しながら、試薬庫を撤去。

割れた試薬も処理しなければいけません。

根気のいる作業です。

なんとか試薬庫の試薬も片付けました。

試薬の処理も終わって、

人が入って作業できるようになりました。

そこで、倒壊した装置類の撤去が始まりました。

倒壊した排気装置をとりあえず起こします。

残念ながら、排気装置と耐振試薬庫は

修理不能なため、廃棄処分。

ずいぶんとさびしい部屋になってしまいました。

実験室(806)では、薬品や廃液がこぼれて、

床一面大変なことに。

その中には大事な書類や物品も…。

床に飛散した試薬の処理は

専門業者の方にお願いしました。

試薬を処理した後、床の掃除をして、

とりあえず人が入れるようになりました。

床に散らばった物品の中から時計を発掘。

電池が吹っ飛んでしまっているので、

地震の時から止まったままです。

崩落したエアコンの撤去作業。

本当に、誰にも当たらなくてよかった。

移動した実験台や排気装置の復旧作業。

とりあえず、元の位置に戻します。

電源や水道は当分の間、不通。

片付け終わった実験室(806)の状況。

見た目はとてもきれいになりましたが、

配管類の損傷で水道も電気も使えません。

測定実験室(802)も悲惨な状況でした。

とにかく片付けるのみです。

測定装置類は業者の方が見に来てくれました。

修理可能なものもいくつかありそうです。

手前の質量分析装置は再起不能でしたが、

他はなんとかなりそうです。

奥のグローブボックスも、中は大変ですが、

本体はなんとか大丈夫そう。

セミナー室(803)は本棚が倒れているので、

中に入ることもできない状況でした。

業者の方々のおかげで、

本棚が撤去されました。

本棚を撤去した跡。

散らばった本は、整理しながら片付けます。

後片付けも大分進みました。

やり始めると、片付くのは以外に早いです。

ほとんど何もない部屋になってしまいました。

山のような書類は段ボールの中へ。

教授室も大変な状況でした。

それでも、なんとか片付けました。

先生お疲れ様です。

研究室の片付けは終わりましたが、

電気も水道も使えないのでは話になりません。


そこで、化学棟8階から物理C棟と農学部に

移転させてもらうことになりました。

生き残ったグローブボックスは物理C棟に

移転させていただきました。


サンプルはほとんどなくなってしまいましたが、

これで何とか作り直すことができます。

デスクスペースもいただけました。

本当にありがとうございます。

農学部の実験室の様子。

古いけれども立派な実験台があります。

ドラフトもあるので、合成実験も再開です。

学生のデスクも移設しました。

勉強できる机があるのは有難いことです。

岡田先生力作の乾燥溶媒供給装置。

見事な作りです。

修理に出ていた分析装置も戻ってきました。

セミナー室も作りました。

これで勉強会も再開できますね。

まだまだ元通りとはいきませんが、

研究室一同、力を合わせて頑張っています。


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